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Lunburgのアトリエで、植物タンニンなめしのPerpetual Leatherのパネルを大理石板の上に掲げる職人。継ぎ目が見えず、革目が外側から内側へ連続して曲がるRempliageの折り込み部分を確認する様子。

Rempliage:存続が危ぶまれる革のヘリ返しの技

Rempliage(革端を薄く漉き、内側へ折り込む手仕上げ)は、革端を終わりとせず、外側の銀面が内側へと途切れずにつながる曲線として捉える技法です。

Lunburg Opusブリーフケースのハンドル取り付け部と背面差し込みポケットの接写。革目が外側から内側へ途切れずに続くRempliageの折り込み仕上げ。植物タンニンなめしのPerpetual Leatherと316Lステンレススチール金具。

その仕上がりには、革の手仕事でも稀な、静かな佇まいがあります。革端は形に溶け込み、光を遮らずに受け止める、なだらかな丸みを描きます。Rempliageで仕上げた革端を指でなぞっても、継ぎ目や境目は感じられません。銀面の温もりが途切れずに続きます。ひび割れる塗膜も、剥がれる層もありません。あるのは、長く使えるように革を革へと折り重ねた構造だけです。

Lunburgのアトリエで、植物タンニンなめしのPerpetual Leatherの端を目打ちで精密に折り込む職人の手の接写。0.1 mm単位で公差を管理するRempliageの手仕事。

同時に、存続が危ぶまれる技でもあります。控えめに見積もっても、この技法で作られる品は、世界で生産される革製品10,000点に1点未満です。

フェズ:ヘリ返しの技を鍛えた地

ヘリ返しの技は、ヨーロッパで受け入れられる以前に、フェズで千年をかけて磨かれました。この王都の革工房は、3つの大陸の宮廷や学術機関に品を納めていました。

西暦859年に創設され、現在まで継続して運営される世界最古の大学であるAl-Qarawiyyinは、手仕事を応用数学の域へと高めました。革職人は建築家や学者とともに、同じ幾何学を学びました。彼らの手がけた装丁や外交文書用フォリオは、応用幾何学の実践でした。角度を計算し、厚みを調整し、何世紀にもわたる使用に耐える革端を設計したのです。

「これほどの持続性を可能にしたのがRempliageでした。折り返した革端は、世代を超える耐久性を備えるように設計されていたのです。」

この技が地中海を渡ったのは18世紀になってからです。負荷に耐える強さが何より重視される、ヨーロッパの馬具製作に取り入れられました。

Rempliageの準備中のLunburgのアトリエ作業台を上から見た様子。植物タンニンなめしのPerpetual Leatherのパネルを持つ職人の手と、作業マット、型紙、Rempliage用ハンマー、伝統的な革細工道具。

ヘリ返しの工程

Rempliageは、ひとつの動作で完結する技ではありません。前の工程を受けて次へ進む一連の作業であり、どの工程も後戻りはできません。

Lunburgのアトリエで、革漉き工程のparage中に漉き機のそばでダイヤルゲージを使って革の厚さを測る職人の手。Rempliageの折り込み仕上げに備え、1mm未満の単位で調整する様子。

Parage — 漉き

基礎となるのはparage、すなわち漉きです。職人は1ミリメートル未満の単位で計算し、革端を狙いどおりの厚みに薄くします。1枚の革のパネルに、厚み、角度、端からの距離がそれぞれ異なる、最大4種類の漉き設定が必要になることもあります。設定ごとに刃を1〜4回通し、どの回も許容差0.1 mm (0.004 in)で仕上げます。

Lunburgのアトリエで、Rempliageの革端を骨べらで折り込む職人の手の接写。カッティングマットの上で植物タンニンなめしのPerpetual Leatherを折り返し、そばに目打ちが置かれています。

折り込み

折り込みにも、同じ精度が求められます。直線の革端は、端から端まで均一な圧力で折り返さなければなりません。最も厳しく腕が問われるのは角です。余分な革を微細なひだに分散させ、そのひだが見えなくなるまで整え、柔らかな丸みに収めます。

Lunburgのアトリエの大理石板に置いた折り込み仕上げの革パネルの上で、Rempliage用ハンマーを構える職人の手。革の硬さに合わせて打つ力と角度を調整し、折り目を定着させる様子。

ハンマーによる定着

次は、ハンマーの工程です。工房には、打撃を重ねて職人が「デッドエッジ」と呼ぶ、折り目の戻らない革端を定着させる音だけが響きます。圧力と角度は、革の硬さや水分、室内の湿度に合わせて変えます。強く打ちすぎれば革を傷め、弱すぎれば折り目が定着しません。

Lunburgのアトリエで、forme en bois(木型)に革のパネルを置く職人。骨べらや大理石板などの伝統的な道具が見える中、Rempliage(革端を薄く漉き、内側へ折り込む手仕上げ)のために層を組み立てる様子。

仕上げの集大成

革の裏地を伴うRempliageでは、職人はこの技法で最も厳しい課題に向き合います。4〜6層をひとつに重ねて圧縮し、元の表面の厚みを超えない革端に仕上げるのです。これらの層を組み上げるのは、forme en boisと呼ばれる木型の上です。各パネルを叩き、すべての角度を正確に整え、すべての折り目を定着させます。これは、0.1 mm単位で計算し、前の判断を踏まえて下す、何百もの判断の積み重ねです。最終的な革端が平らに収まり、継ぎ目を感じさせないのは、熟練の職人が全工程を通じて一度も誤らなかったからです。

革端の仕上げ技法を比べる

Rempliageの特徴を深く理解するには、現在の革製品に用いられる、ほかの革端の仕上げ技法との違いを知ることが役立ちます。

Heritage AmberのPerpetual Leather(Tempesti製)を用いたLunburg Opusブリーフケースのハンドルの詳細。革目から革目へ途切れなく折り込むRempliage。塗料も境目もなく、自然な革の温かみがハンドルと差し込みポケットの縁を包み、316Lステンレススチール鋲を配しています。デスクトップ版。

Rempliage — 折り返した革端

比較用の、革製ブリーフケースのハンドルに施した一般的なコバ塗り。革の切り口を黒い塗料で塞ぎ、ハンドル、ストラップ、ポケットの開口部に暗い線が見えます。Rempliageの折り込み仕上げでは不要となる業界標準の仕上げ。デスクトップ版。

コバ塗り

左右の矢印キーで、比較前と比較後の写真を切り替えられます。

革の手仕事の真価は、しばしば革端に表れます。そこを見れば、仕事の質が自ずと伝わります。

「高級革製品の高度な手仕事の水準でRempliageを施せる職人は、世界に800人未満です。」

Rempliageにアルゴリズムはありません。革ごとに必要な調整は、その瞬間に手で感じ取るほかありません。技を身につけるには18か月、熟達には15〜25年を要します。この知識は、マニュアルには記されていません。10,000回繰り返してきた手の中にだけ息づいています。

現在、高級革製品の高度な手仕事の水準でRempliageを施せる職人は、世界に800人未満です。私たちは、この仕事を担える最後の世代を目の当たりにしているのかもしれません。

それが、Lunburgの存在する理由です。私たちは利益の40%を、技の維持と継承に直接還元しています。

Lunburgの品の製作を依頼することは、その品を持つことを通じて技を守ることにつながります。知識は、次へと受け継がれます。

Rempliageについてのよくある質問