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暗い壁板を背景に、木の横木に掛けた植物タンニンなめしのPerpetual Leather(Tempesti製)の一枚革5枚。Lunburgの全色、Nocturnal Sapphire、Heritage Amber、Burnt Timber、Deep Mahoganyと、より明るいAmberの色調。いずれもTempesti独自のドラム染色工程で生み出された色。

Perpetual Leatherを支える七つの特性

本物の経年変化は、時間が偶然に生むものではありません。あらゆる段階で意図を重ねた結果です。

経年変化とは、目と手で感じる革の成熟です。色が深まり、艶が生まれ、柔らかくなって、一つの品物を唯一の存在に変えていきます。多くの革がこの性質をうたいますが、そのために作られた革はわずかです。

革の生物学と化学を一年かけて研究し、Perpetual Leatherは生まれました。記憶し、応え、成熟するために、七つの側面から設計した素材です。1946年創業のトスカーナの職人的なタンナーであり、世界的に知られるパートナー、Tempestiが形にしています。

夜明けの北欧の開けた牧草地で草を食む牛。手前には野花、地平線には村の教会の尖塔。Tempestiに原皮を供給する放牧農場を表し、虫との接触が少なく温暖な気候が、Perpetual Leatherのための傷の少ないきれいな原皮を育む光景。

1- 産地

強さの土台

まず、原皮に強さが必要です。Perpetual Leatherの原皮は、冷涼な気候が緻密なコラーゲン構造を持つ牛を育む、北ヨーロッパの農場から来ています。食肉産業の副産物であり、革だけのために飼育された動物は使いません。厳格な低温物流管理によって、農場からタンナーまで細胞の状態を保ち、加工を始める前に確かな土台を整えます。

牛の一枚革の品質区分を外側から内側へ示した図。縁と首部は「Fair(並)」、肩部は「Good(良)」、胴の中間部は「Better(より良)」、ダブルベンドの中心部は「Best(最良)」。Perpetual Leather(Tempesti製)には、この上質な中心部のみを使用。

2- 構造

永続性を支える構造

私たちが選ぶのは、ダブルベンドの中心、背骨に沿って繊維が最も均一に走る部位から取ったフルグレインのバケッタだけです。この部位からは密度の揃った革が得られ、立体的な形を歪みなく保てます。一枚ごとに2.0 mm(0.08 in)の厚みで選定します。この厚みと充実した繊維が、より劣る部位では保てない形状記憶性をもたらします。

トスカーナのタンナー内にある巨大な木製なめしドラム。Perpetual Leatherを天然の樹皮抽出物とともに数週間かけてゆっくり回転させ、植物タンニンなめしによる色の深みと構造的な強さを生み出す設備。

3- なめし

手と伝統が導く変化

世界の革の九十パーセントは工業的になめされ、数時間で工程を終えます。私たちの革には四十日が必要です。木製ドラムの中で、皮を栗とミモザの抽出液にゆっくりと巡らせ、職人が組成を見守り、手で調整します。世代を重ねて磨かれた正確な配合は、タンナーが厳重に守る秘伝です。

天然オイルを繊維の奥深くまで浸透させます。化学的な刺激臭はなく、樹皮と時間が生む、澄んだ土のような香りだけが残ります。この長い工程から、呼吸し、吸収し、環境に応える素材が生まれます。

Heritage Amberの植物タンニンなめしのPerpetual Leather(Tempesti製)のマクロ接写。ゆっくりとしたドラム染色で生まれる、温かく深い色調と細かな自然の革目。色が表面にとどまらず革全体へ浸透する工程。

4- 色

内側から生まれる色

Perpetual Leatherの色は、塗るのではなく浸透させるものです。透明な染料を革の厚み全体へ行き渡らせ、表面本来の質感を見えるままに残します。柔らかなサテン調の仕上がりは、光を受け止め、内側からほのかに輝きます。この方法によって、色は褪せるのではなく深まります。日光や自然の要素が開かれた構造に働きかけ、革の表情が豊かになっていきます。

装飾的な彫刻を施したオーク材の壁板に立て掛けた、使い込まれたDeep MahoganyのLunburg Opusブリーフケース。そばには古い革装本。折り込み仕上げを施した植物タンニンなめしのPerpetual Leatherの変わらぬ価値を、受け継ぐにふさわしい品として示す姿。

5- 経年変化

歩みを静かに記すもの

「革は、あなたの歩みを静かに記すものになります。旅した道のり、重ねた出会いが、二度と再現できない模様に刻まれます。」

ここに、設計の目的が表れます。Perpetual Leatherは日光、手から移る天然の油分、そして周囲の環境そのものを受け止めます。時間とともに表面が磨かれ、持ち主だけの艶が生まれます。同じように成熟する品物は、二つとありません。

Fesのアトリエで、Deep MahoganyのLunburg Opusブリーフケースの表面に天然毛のブラシをかける手袋姿の手。折り込み仕上げを施した植物タンニンなめしのPerpetual Leatherが持つ自然な回復力を引き出す様子。

6- 回復力

自ら整う素材

経年変化を可能にする多孔質の構造は、革に自己修復性も与えます。軽い擦れや跡は、軽くこすることでなじむことがあります。内部に含まれたオイルが移動して革を潤し、跡を目立たなくするためです。油分を深く含んだ繊維は、ひび割れずにしなります。通気性のある構造は、自然な耐湿性を備えています。これが、劣化するのではなく回復する素材、自己修復性を持つアニリンレザーです。

Leather Working GroupのGold認証マーク。金色の葉の図柄とロゴ文字は、Perpetual Leather(Tempesti製)を専属でなめすTempestiが、革の生産における水使用、エネルギー消費、化学物質管理の最高水準の環境基準を満たすことを示します。

7- 持続可能性

永続性の約束

私たちにとって、持続可能性とは永続性です。Perpetual Leatherは副産物から始まり、浄化した水と廃棄物の循環利用を取り入れた、金属を使わない工程で生まれ変わります。何十年も使い続けるための素材です。私たちの五十年間保証は、この哲学を形にした証です。

最も持続可能な品物とは、買い替える必要のない品物です。

Perpetual Leatherについて、よくあるご質問