Perpetual Leatherは、摩耗していくのではなく、年月とともに良くなるよう作られています。
お手入れの方法は、そのつくり方から導かれます。まず素材から見ていきましょう。理解できれば、お手入れのすべてに理由があることがわかります。
第一部:Perpetual Leatherの仕組み

あなたと革の間に、何もない
市場にある革の多くは、顔料仕上げです。表面に不透明な色の層を塗り、本来の革を完全に覆います。原皮そのものが目に触れることはありません。
革を隠してしまうと、素材そのものを読み取れなくなります。見たり、味わったりするものが残りません。その影響は、お手入れにも及びます。
- 塗るクリーナーやコンディショナーが触れるのは、表面の顔料層だけです。
- 下の革には届きません。
- その層に傷が付いたり、摩耗して下地が出たりすると、修復は非常に困難です。塗膜は再構築できません。
Perpetual Leatherは、その反対です。アニリンレザーであり、表面に留まる塗料ではなく、原皮の奥まで染み込む透明な染料で染めています。触れ、目にするのは、滑らかにプレスし、天然ワックスをなじませた、革本来の銀面です。銀面そのものが表面です。封じるものも、隠すものもありません。

植物タンニンなめしだから、年月とともに良くなる
Perpetual Leatherは植物タンニンなめしです。およそ四十日かけて天然の植物タンニンが原皮全体へゆっくり行き渡り、生きた有機素材の性質を保ちます。
だからこそ、年月とともに良くなります。適切に手入れをすれば、
- 色が深まり、
- 表面には柔らかな艶が生まれ、
- 手に取り、持ち運ぶ仕方に合わせて革がなじんでいきます。
十年後には、初日より豊かで、より持ち主らしい表情になります。歩んだ年月の跡が、美しさの一部になるのです。
現代の革の多くは、鉱物塩を使い、約一日でクロムなめしされます。工程が速く、仕上がりは均一で、その性質もそれに沿ったものです。初日が最良の状態で、そこからは色褪せ、擦れ、乾燥していくばかりです。深みを増すことも、美しくなることもありません。時間は奪うだけです。
世代を超えて美しく保つために、革が必要とするもの
表面が開かれ、封じられていないため、革を支えるのは、なめしの際に繊維の奥まで浸透させた天然オイルとワックスです。素材の内部、繊維の間に留まり、一本一本をしなやかに、潤った状態に保ちます。
それによって、革はひび割れずに曲がり、乾燥せずに強さを保ちます。天然の油分とワックスを補い続ければ、繊維は乾燥せず、切れることもありません。
ただ摩耗する仕上げ面ではなく、養分を必要とする生きた素材です。
革が自ら整う仕組み
硬い封止剤がないため、擦れ、傷、へこみはコーティングの損傷ではありません。コーティングは一度傷付くと、その傷が残ります。この革の跡は、小さな範囲で繊維がずれ、表面の天然ワックスが乱れた状態にすぎません。
やさしくこすると、天然ワックスがその部分に戻り、ずれた繊維が収まります。表面が再び整い、跡が消えます。革が自ら修復するのを、少し手助けしているのです。
第二部:お手入れ
Perpetual Leatherのお手入れは、三つに集約されます。
1. 汚れを落とす
柔らかい布を使い、湿らせるのはごくごくわずかにとどめます。革を濡らしたり、水洗いしたりしないでください。
サドルソープも、オンラインで広く販売される革用洗浄剤も使わないでください。私たちはすべてを試しました。いずれも化学成分がPerpetual Leatherの天然ワックスを取り除き、劣化させます。決して使用しないでください。

2. 油分とワックスを補う
この革に本当に合うと確認できた唯一の製品、Renapurワックスで、天然オイルとワックスを繊維に補います。
安易に選んだわけではありません。市場にあるあらゆる革用ケア製品を試し、Tempestiのタンナーと直接協力して、なめしの工程と、この革が実際に必要とするものを理解しました。その取り組みの結果、Renapurが最も良い結果をもたらしました。天然成分から作られ、次の働きがあります。
- 革の色を濃くせずに潤いを与えます。
- 天然ワックスの層を整えます。
- 柔らかなサテン調の艶を引き出します。
- 革本来の耐水性を取り戻します。
3. 擦れや傷を整える
Renapurと付属のスポンジで跡をやさしくこすります。天然ワックスと繊維を元の位置へなじませ、跡が落ち着いて消えるまで続けてください。









